『愛のむきだし』や『紀子の食卓』などで知られる鬼才・園子温監督の最高傑作と名高い『冷たい熱帯魚』
1993年に起きた埼玉愛犬家殺人事件をはじめとするいくつかの猟奇殺人事件からインスパイアされた本作は一度見たら忘れらない衝撃作です。
当サイトでは本作品や監督・園子温について解説していきます。
『冷たい熱帯魚』(つめたいねったいぎょ)は、2010年の日本映画である。園子温監督、脚本によるサスペンスで、1993年に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件をベースとした物語である。また、同監督による実際の事件をベースとしたシリーズ「家賃3部作」の第1作目である。
各部門で日本の映画賞を次々と受賞し、高い評価を得た。2011年8月にBlu-ray DiscとDVDでメディア化された。発売元は日活、販売元はハピネット。
死別した前妻の娘と現在の妻。その折り合いの悪い二人に挟まれながらも、主人公の社本信行は小さな熱帯魚店を営んでいた。波風の立たないよう静かに 暮らす小市民的気質の社本。だが、家族の確執に向き合わない彼の態度は、ついに娘の万引きを招く。スーパーでの万引き発覚で窮地に陥る社本だったが、そん な彼を救ったのはスーパー店長の友人である村田だった。村田の懇願により店長は万引きを許す。さらに大型熱帯魚店を経営する村田は、娘をバイトとして雇い 入れる。その親切さと人の良さそうな男に誘われて、社本と村田夫婦との交流が始まる。しばらくして、利益の大きい高級魚の取引を持ちかけられる社本。それ が、村田の悪逆非道な「ビジネス」を知り、同時に引き返せなくなる顛末への引き金となった。
2010年のヴェネツィア国際映画祭、トロント国際映画祭、釜山国際映画祭で上映された。日本では同年11月27日にプレミア上映され、翌2011年1月29日より一般公開された。ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第2位と好評価されている。
もし再編集することが可能なら、でんでん演じる男が吹越満演じる男に刺殺され、黒沢あすかが笑っているくだりでエンドロール、という形にしたいと、2012年『映画秘宝』7月号の『恋の罪』DVD発売に際したインタビューで語った。